「昔ごとやすが」
小学生の頃、遊び場といえば海と山でした。
海では岩場から飛び込んで距離を競ったりしたものです。
やはりこういう遊びにケガは付き物で、私も何回か痛い思いをしました。
今日はそんな痛い話です。
夏場の暑い日でした。学校から帰ると友だちと海へ出かけ、
いつものように岩場から飛び込んでいました。
岩によじ登ろうとして、足を滑らせてしまい膝を思いっきりぶつけた時です、
ちょうど膝が岩場の窪みにはまってしまい、そこにはウニさんも居たらしいです。
あとは想像出来ると思いますが、あえて説明します・・・。
痛みを感じながらも岩を登りきり、膝を見ると皿(半月板)の上の
方にウニさんが付いてきてました。
絶叫でした。
正直言って、ウニさんのお陰で痛みは倍増です。
痛みをこらえながら家へと戻り、ピンセットで一本一本丁寧に
ウニさんの大事なトゲを抜きました。
2時間くらいかかったと思います。その後赤ちんきを塗って終了。
しかし、次の日になるとテニスボールが一個入っている位に腫れたので、
さすがに病院へ行き鎮痛剤と炎症を抑える薬をもらいました。
それから一週間程で元の膝の大きさに戻りました。
「ぢゃんな節」
昔ごとやすが なままでも肝に
忘ららぬものや あれが情け
(もう昔の事だが、今なお心に残って忘れないのは
あの人の情けである。)
ここで一句
「ウニのトゲ節」
昔ごとやすが なままでも膝に
残ておる傷や ウニが教え
すみません・・・・。
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