2006年04月25日

「汀間とぅ節」(ティーマトゥ)

「汀間とぅ節」(ティーマトゥ)

汀間とぅ節

一、汀間と安部境のかぬしちゃの浜の下れて汀間の丸目加那と請人神谷と恋の話
  サーふんぬかんひや真実かや
二、神谷がい言葉や何で言たが明けて四五六月よはすが来んどうつとめて待っちようれ
  サーでかちゃんひや 丸目加那
三、月のある間や思ひもしゅんどう沙汰もしゅんどう月の西下がれ思ひもさんど
  沙汰もさんどう
  サー寄て来うかん来う我腕枕
四、すがてやらちゃる我島二才達とかく今時分首里登て我沙汰すらどう
  サーやらちゃすが寄び戻せ

汀間村と安部村の境の兼下の浜で、汀間村の目のぱっちりした娘の加那と
役人の神谷と恋語らいをしていた。

神谷の約束の言葉は何と言ったか。それは、来年の四、五六月には
嫁に迎えに来るから、それまでは待っておれよ。

月のある間は、あなたのことを思いもし、噂もするが、
月が入ってしまうと、思いもしないし、噂もしない。

支度をさせて行かせた村の若者たちは、とかく今頃、首里に上って、
神谷の前で私の噂をするでしょう。


今日の課題

「・老__・四_____・中___五・工__・中__・工__・
・中・・・上・・・四」の・中・・・上・・・四を絃につられずしっかり下ろす。


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